万木づけ
スーパーで買う最近の大根は早く煮えて柔らかい
そんな品種になっているようです。
子供のころ作っていた大根というと青首とか山田大根というもので
主に漬け物、たくわん用の大根だった記憶があります。
その大根をひいて井戸水で洗うのが私の仕事。
農家ではわらで土をさっとぬぐうだけでつけ込んでいました。
あれがなにやら汚い気持ちがしたものです。
なにせ当時は盛んに下肥をやっていましたからね。
それに黄色い色粉を盛んに入れていました。
土の色か色粉の色かわからないようなものでした。
そんなわけで漬け物のシーズンなのですが
家でつけていないと、なかなか買ってまで食べません。
久しぶりにちかくの道の駅によったら
赤い色の鮮やかな高島の万木カブラのぬか漬けが出ていたので買ってきました。
万木と書いてゆるぎと読みます。
あちらでは苗字にもなっていますが、珍しいですね。
人工的な味のしない、素朴なものですがこれは食が進みます。
こういうものは、ときどき、無性に食べたくなりますね。
酒がだめなので、進むのはご飯ばかりですが・・・。
*かわいいカブラで一口サイズです、この色は自然の発色です