花から花へ
よく散歩に行く池の端に大きな桑の木があります。
子どもの頃カイコを飼ったことがあるので、
桑の木を見つけるとつい近寄ってみたくなります。
今年も桑の実がなったかなと思って見たのですが
なにやら様子が違います。
ちょうど実になりかけたときに、病気になったのか、
全部黴が生えて腐っていました。あら、残念。
今年は梅雨入りが早かったので、それがわざをしたんだと思います。
そういえば夏野菜も不作らしく、
スーパーでは小さななすびが一本100円もしました。
なり年は交互に来るようですが、今年は単にはずれ年というわけではなく
気候不順がいろんな所に影響しそうな気がします。
さて、いつものように墓参りにいったら
墓地に接した藪で野バラが盛んに咲いていました。
そこにクマバチが大きな羽音を立てながらやってきます。
花から花へと渡っていくのをしばらくみていますと
花に止まっているときに「ジジッ」と音がします。
ホバリングしているときの「ぶーん」という羽音とは明らかに違うので
密をすっている音なのではないでしょうか。
クマバチはその名前と姿から、どう猛な蜂のように思われがちですが
実際は極めて温順なんだそうで、かなり近づいてもほとんど反応しません。
ちなみに針をもつのはメスだけだそうです。