早起きは三文の得
早起きして「中庸」の自習。
喜怒哀楽之未発、謂之中。発而皆中節、謂之和。
中也者、天下之大本也。和也者、天下之達道也。
「中庸章句」で朱子はこれに対して有名な「未発の中」を説きます。
「このパラグラフは中国哲学史上屈指の名所に数えてよい」(島田虔次『大学・中
庸』)と書いて居られます。
朱子の序にはじまって、この第一章から怒濤のような大波が押し寄せてくる感じです。
わーん、溺れそうじゃ……。
でも、岩波新書にはいっている島田先生の『朱子学と陽明学』。初めて読んだとき、
まったくチンプンカンプン、ようやくその姿がぼーっとだけど見えてきたかな……。
*香取神宮近傍の旅館。今は廃業されているようです。1986年撮影。