古い写真第ニ弾
古いフィルムはついつい見入ってしまって、作業がとまってしまいます。
今ではすっかり足腰が弱りましたが、昔は山ヤだったことが証明できる写真です。
ネガ袋には1993年の3月と書いてありました。
湖北木之本町(現長浜市)の奧に聳える、横山岳(1132㍍)に登ったときの写真です。
夏期に中央の谷を最後までツメて登ったこともありますが
すさまじいイブキササの群落で、突撃していかないと跳ね返されるようなヤブでした。残雪期は写真のようにヤブも雪の下に隠れ、スイスイ登れます。
山上にはブナの林があり、春が近づくと、その幹のまわりから雪が溶け始めます。
そこに塵が積もって、バームクーヘンの断面のような模様ができるのが面白い。
ブナの幹には熊の爪痕があちこちにありました。
夏に雪の写真を見て、ちょっと涼しくなって下さい。
しかし、こうやって見るとフィルムで一枚一枚、丁寧に撮っていた頃の方が、
しっかり撮ってますね。デジタルになって手抜きになりました。
*いわゆる双耳峰という山容ですね
*後方ストックを持っているのが小生です。