逍遥游

本を読んだり、無軌道に自転車に乗ったり、オールドデジカメでブラパチしたり……。

授業のために入洛。

1時間目(8時45分から)なので、念のため早めにと思いましたが

やはり1時間も早すぎました。心配性も度が過ぎました。

しょうがないので烏丸から百万遍までゆっくり歩く。

化粧直し中の賀茂大橋を渡ってしまうともその先は早いのですが

同志社は結構長いと実感。焼けたほんやら洞のあとにも新しい家が建ち

道路に面したお店も閉まったり変わったりしています。

昔なら時間があれば喫茶店でモーニングというところですが、

いまは入る喫茶店もありませんし、そういう気分にもなりません。

いつものようにコンビニでコーヒーとドーナツを買いました。

 

今年初めての実際の顔合わせなんですが

コロナ対策でドアと窓を開けっ放しで

途中からみんなが寒いを連発。

そりゃそうだ学生さんはまだサンダル履き……。

 

昼食後近所の古本屋で買ったのは『棠陰比事』(とういんひじ)岩波文庫

戦国時代から宋代に至る古今の名裁判の判例が2話ずつ対比され、

合計72組が収められているというもの。

江戸時代初期に日本に伝来してすぐさまヒットしたといいます。

なるほど、面白い。たしかに脚本のネタになりますね。

もちろん名裁判の基準になるのは、儒教や著名な兵法。

古典に立脚していることがたてまえとして強調されます。

国会図書館デジタルアーカイブにありますので

文庫を手元に置いて、それを読んでも楽しそう。

和刻本なので訓点もついているのがありがたい。

この本100円はお値打ちでした。

 

*秋の京都の朝を満喫……。ちと寒いくらい。

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