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お空を見上げると、南半分は小春日和、北半分はねずみ色の冬空です。
すでに伊吹山冠雪の報もありました。
一方、比良山の冠雪は例年12月上旬から半ばあたりですが
今年の冷えの具合をみていると今月中の初冠雪も考えられます。
西江州では「弁当忘れても傘忘れるな」といわれます。
さらに高島あたりへいくと「高島しぐれ」なんて、
食べ物のような名前で、その実厄介な訪問者が
毎日お昼を過ぎるとやってきます。
滋賀県はだいたい一つの盆地のなかに納まりながらも
南北で気候も気風も、そして言葉も変わって来ます。
6年ほど湖東の近江八幡に住みました、春から秋はとってもよいところですが
冬の天気は湖北のそれとかわりなく、湖の向こうから吹き寄せる風雪にまいりました。
ところが八幡の旧市街は琵琶湖の方から吹いて来る風を
秀次が城を築いた八幡山で遮ってもらう形になっています。
考えられたことなのか、結果的にそうなったのかは知りませんが……。
冬、八幡で吹雪に見舞われていても、新快速で一駅南の野洲までくるとポカポカ陽気。
ふつうに住むなら野洲までと思い知りました。
*お日様の出ているうちに墓参り、その道中にて。最初はオニフスベかなと思ったのですが……。