昨日の「新」聞
夏に備えて朝から散髪に、
次から次へとお客さんがやってきます。
みんな考えることはおんなじですね。
整髪してもらうあいだ、とても饒舌な客と無口な客に分かれます。
小生は無口な方ですが、今朝は半年ぶりという60代とおぼしき女性が
もはや時候の挨拶と化したコロナの話題に始まり、
果てはユダヤ陰謀論まで語り尽くしてくれました。
理容師さんも朝から晩までだとつらかろうと同情。
少し待ち時間があったのですがあいにく手持ちの文庫本もなし。
時節柄あまり触りたくはないですが、
テーブルの上を物色すると、このお店はいつもSK新聞がおいてある。
一読、なるほどねーと感心する。
小生は同紙の言説には一理も二理もあると思うけれど
間を埋める翼賛的な記事がその価値を帳消しにしていないかと感じます。
もちろん、どこの新聞も読者あっての経営、そのうえでの紙面なんでしょうけど。
わが家はM新聞。ただしこのごろはすぐ読むのではなく
翌日あたりにゆっくり読む。週刊誌的な読み方になっています。
どの新聞にも読みたい記事や評論、特集があるはずです。
Twitterを追いかけるような気分を、新聞に期待するのはやめにしたい。
時勢に「敏」なのもホドホドにせんと、という気がするこの頃です。