逍遥游

本を読んだり、無軌道に自転車に乗ったり、オールドデジカメでブラパチしたり……。

同時代小説

退屈しのぎに家人が読んでいた斎藤美奈子『日本の同時代小説』(岩波新書

を読み始めざくざくと読了。なかなか痛快な文学史です。

小説は時代の鏡とはよくいったものです。

逆に時代をはずれると読めなくなるものも多いわけですが

それが大きな周回遅れでまた評価されることもある。

いちおうこの半世紀の「同時代小説」ということになっていますが

明治・大正期の作家への痛快な批評もあり、けっこう楽しめました。

 

ま、ここでいっている同時代小説というのは

結果的にはベストセラーと同義のようですが。

ベストセラーも振り返るとやはり史料的価値があるということですね。

 

昨日は夜に入って突如湧いてきたような雨雲により

一時間以上の大雨となりました。

レーダーを見ているとほぼ直径2キロくらいの円形の雨雲が

じっと動かなかったので、さすがに堪能しました。

湿気が多く思ったより温度は下がりませんでしたが

毎日こうだといいんですが・・・。

 

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