引き続き蒸し暑い
蒸し暑いですね。
昨日は意外に天気がよくて、しまった
傘が無駄になったなと思っていましたが
帰り際にざーっと降りました。
授業には浴衣姿の学生さんもありましたが
宵山の人の出は出鼻をくじかれた感じだったでしょう。
実際蒸し風呂のような状態で、寄り付いたこともありませんが……。
そして今朝は毎年のようにKBSのテレビ桟敷で村上せんせの解説で巡行見物。
去年もおんなじことを書きました。
毎年、同じ日に、同じ事をする、できる、というのは結構なことです。
さて、昨日買った本は
『夷斎座談 石川淳対談集』中公文庫 1977
石川淳というと、ちょっととっつきにくい作品が多くて
読み切れないこともあるのですが、
はじめてその名を知ったのは、学生時代に鷗外選集の編者としてで
編者なのに、解説をかいているわけではなく、なんでだろうという感じでした。
(まるで作品のような長大な解説は、小堀桂一郎の手になっています)
対談相手はみんな綺羅星のようです。
たとえば、武田泰淳、花田清輝、三島由紀夫、川端康成、安部公房、吉川幸次郎、丸谷才一、佐々木基一、中野重治……。漢文脈の人も多く入っています。
うーん「文人歓談」という感じです。
上下2冊ですが、これは読み切れそうです。
装丁もいいし、このころの中公文庫は光り輝いています。
こういうのがちゃんと売れる社会でもあったということで
やはり、よい時代だなと思います。
ところで梅雨は明けたんかな?
*へこたれているのは人間だけ、夏草は元気ですな
「北白川にて」、なんていうとちょっと値打ちが出ます。