逍遥游

本を読んだり、無軌道に自転車に乗ったり、オールドデジカメでブラパチしたり……。

このところ根を詰めて本を読んでいたら眼精疲労の気配。

夜間の老母の世話とあわせて、奥歯が浮く感じです。

しょうがありません。

 

昨日富士川英郎を読んでいたら、鷗外の史伝とくに伊沢蘭軒に親しんでいた

記述が有り、思い立って本箱から鷗外選集を引っ張り出しました。

伊沢蘭軒は二分冊。渋江抽斎は何度も読んでいますが、

こちらはそれにもまして……。

新聞掲載中読者からの罵詈雑言を受けたことを鷗外自身しばしば書いており、

作品の結末も、それへの結論的な反論でもってしているほどです。

昼から上冊の半分位読み進めましたが、歯が痛くなってきてしばし中断です。

蘭軒が長崎奉行の赴任に扈従して西下した道中記録に基づいたところは、

とくに楽しく読めました。

 

*ちょっとばかし涼しくなってきました

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