逍遥游

本を読んだり、無軌道に自転車に乗ったり、オールドデジカメでブラパチしたり……。

ワクチン2回目

午後からコロナワクチンの2回目接種を済ませてきました。

家人はかなりひどい副反応が出ましたので、ちょっと心配です。

 

待ち時間が見込まれたので、本棚から川本三郎の『私の東京町歩き』ちくま文庫

抜いてポケットに入れてゆきました。

1990年に初出ということですからもう30年、取材は80年代のバブル期にさかのぼる

のでここに記された「街」も大きなさぞ変貌を遂げていることでしょう。

川本さんの書きぶりは、この種の街歩き本のひとつの「定盤」みたいなものですね。

人が多いのに、かえって「一人」になれるというのは、都会の魅力です。

 

本書には武田花の写真が入っていますが、「あとがき」に

 私のほうは年々町歩きにカメラを持ち歩かないようになってきたが武田花さんは面

 白いことに町歩きに地図を持ち歩かないという。二人ともどこかに現実の町より幻

 想の町こそを見たいという気持ちがあるからだろう。

とありました。

 

*接種会場にて  今夜こんな幻覚を見ないですむとよいのですが……。

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