逍遥游

本を読んだり、無軌道に自転車に乗ったり、オールドデジカメでブラパチしたり……。

墾田永年私財法

Twitter方面で話題。

漢字のもつインパクトってすごいですね。

まさに形・音・義 の三位一体だな。

 

さて、このところ蘇軾の文を勉強しているのですが

昨日は「評韓柳詩」(韓柳の詩を評す)。

韓愈と柳宗元の詩を評した文です。

 

  所貴枯澹者、謂其外枯而中膏、似澹而実美。

 

  枯澹(こたん)に貴ぶ所の者は、其の外枯にして中(うち)は膏(こう)に

  澹なるに似て實は美なるをいふ。

 

  枯淡なことがよいとされるのは、その外面は枯れているが、中身は脂気があり

  淡泊であるように見えて、中身は味わい深いものをいうのである。

 

とありました。

二人の詩の味わうべきところ、その妙所を指摘したものです。

外は枯れているのに中身は脂っこくて、味わい深い。

うーん。なんとなく小生の好物、ニギスの干物のようなものでしょうか(笑)。

 

それにしても、なんでもにあてはまる指摘ですなぁ。

 

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