なつかしの露出計
毎日拝見しているブログ「マン・レイと余白で」
今日アップされた記事に懐かしいモノが写っておりました。
おお、これは、これはと
例によっておもちゃ箱をひっくり返してみますと
ありました、ありました。
セコニックスタジオデラックスと、セコニックフラッシュメイトも
前者はアナログ露出計として業界では超有名商品。
たぶん小生が就職した23歳の時に買ったので、もう40年近い年代物ですが使えます。
後者はデジタル化されたものでフラッシュメーターにもなります。
これはずいぶんあと、といってももう25年くらいになりますか。
フィルム時代はブツ撮りには露出計が不可欠で、持ち歩いていましたが
デジカメ導入後はほとんど無用の長物に……。ずぼらになりました。
ためしにアマゾンでみたら今も後継機が現行商品で25,000円の値がついています!
いやいや、フラッシュメイトの方も後継機が現役です。
近年はオールドカメラとレンズが若い人たちに見いだされ
とくにスタジオデラックスは形が素敵と人気なんだとか。
いわゆる入射光式の露出計で乳白色の玉のなかにセレン光電池が内蔵され、
円形ダイヤルの真ん中に配されたボタンを押すと光に反応して針がゆっくり動きます。
数値を読むのは馴れがいるし手間なんですが、モノとしての魅力がありますし
光線が均一かどうかを確かめるには、アナログなメーターがいいんですよね。
メータのボタンを押しながら、真ん中、さらに四隅をすーっと回して
針の振れを見ながらライティングを微調整していくわけです。
ちなみにスタジオデラックスにはピッタリ収まる革のケースがありまして
それがまたプロっぽい。ま、それらしいというところがいいんですナ。
撮った内容より、モノにあこがれ、モノあそびに終始してしまうのは
今も変わらぬ習性ですが……。