白昼夢
夕方の大相撲。無観客の状態を放送していますが
やはり違和感がありますね。
身体のぶつかる音に気がついたとか、行事や呼び出しのせりふがよくわかった
という積極的な肯定点を上げる方もいます。
弓取り式の弓がうなる音をはじめて聞いたという人もいます。
ただ、格闘技や伝統的な武道でも競技者だけでも成り立つものはある一方、
観客もっといえば見物人を前提にしているものがやはりある。
興業という祭りの場が生み出す一体感、高揚感は
やはりそれなりの意味があるんですね。
囃す者と囃される者が響き合いながら醸し出す一体感とでもいうものでしょうか。
祇園祭りの山鉾巡行が囃子もなく、無観客の都大路をしずしずといく
なんて白昼夢のような世界が現実にならないよう願いたいですね。
*温んできたかな