ハッピ六原のこと
お盆というと六波羅珍皇寺のお迎え鐘というイメージがありますが
あのかいわいでいうと私的にはスーパーのハッピー六原です。
ハッピーはたしか昔は「ハッピ」と書いてあったように記憶しますが
六波羅という一種おどろおどろしい地名と
ハッピーという組み合わせが、なんともミスマッチというか
いよいよマージナルな色彩を濃くしていました。
最近きれいに改装されたようですが・・・・。
たぶん個人商店がいくつかはいった「市場」「マーケット」が起源かな。
京都人の台所はああいう地元スーパーで支えられているのでしょう。
浅野喜市の写真集を見ていたら、おお、
50年くらい前にすでにこの場所にあったことがわかりますネ。
さて、脇に入って路地をくねくねあがると、
そのあたりは昔は清水焼の窯が烟をあげていた所。
窯の跡かとと思われる駐車場に
車体の白色がすでにすすけてしまったシトロエンのDS(もしくはID)が、
打ち上げられた鯨のように置かれていたことを思い出しますね。
六波羅に細道に棲む老嬢。なんともよい組み合わせでした。
そこからは、洛東の家並みが一望されましたね。
建仁寺から、西の本廟あたりまで、ぶらぶらするにはよいところです。
あまりに暑いので今はいやですが
もう少し涼しくなったらまたいってみたいですな。