夕方からちょっと蒸してきました。
母の様子もちょっと不穏の気味があります。
食後の気晴らしに、1階の本棚から選んで2階の部屋へもってあがったのは永井荷風。
これは新潮の古い全集の一冊。
月報が残っていて、佐藤春夫による荷風の人物評が辛辣です。
短めの作品と思って読んだのは「あじさゐ」
「おかめ笹」とか「ひかげの花」とか、タイトルになっている植物は
どれも女主人公を現しているようです。
数行読むと、もうその世界に入っている。
いいですね。
風呂から上がって、そのまま「濹東綺譚」へ……。
明日と明後日は鴨東で勉強です。
*畑にて