本で避暑
この夏一番は二番になり、その一番はまた……。
天気に文句を言っていても仕方がないのですね。
こういうときは、涼しい部屋で、本でも読んで……。
書棚から引っ張り出してきたのは、みすずからかつてシリーズ化されていた
池内紀の仕事場。そのうちの「自由人の暮らし方」。
見返しに鉛筆で書いたメモをみると2005年に買って、二度くらい読んだかな。
表題作には岩本素白、野尻抱影、内田百閒、吉田健一、長谷川四郎、小林太市郎が登場。
こういうところから興味がわいて、作家に傾倒していくという感じでしょうか。
素白先生の文は季節でいうと晩秋から冬かな。目の前のバスに飛び乗っていく「散歩」。関東中心ですが、京都の旅の随筆もいいですね。
作家ではありませんが、京都の美術史家小林太市郎は大いに興味がわきます。
著作集を読んで見ましょう。