逍遥游

本を読んだり、無軌道に自転車に乗ったり、オールドデジカメでブラパチしたり……。

雨つづく

朝から入京。

激しく降り出して、足下しっかり濡れて難儀する。

授業の後、知恩寺を散歩。

本堂では、歴代住職の月忌法要か、一人御影堂で念仏を聴きました。

コロナ流行の時節柄内陣左側に大きな利剣の名号が掲げてありました。

 

百万遍古書店にて 山崎喜好『芭蕉と初心』(昭和22年・京都/靖文社刊)を購入。

山崎は滋賀大学大阪女子大学教授。芭蕉研究者。

本書には芭蕉と因み深い江州・大津の門人について詳述。

検印紙のデザインは、大津か膳所の高台あたりから見た湖水の風景だろう。

筆者は膳所にあった滋賀大教育学部の前身、滋賀師範の教師だったから

住まいもそのあたりにあったはずである。

 

と、ここまで書いて翌日になって、あの検印紙の絵は、膳所竜ヶ丘の俳人墓地、

すなわち門人内藤丈艸の仏幻庵跡からの景色(まぁイメージですが)ではと気づきました。

『近世畸人傳』所載の絵(岩波文庫で見られます)の、あの場所でしょう。

考えてみればそれが一番理にかなっています。

 

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