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知人から久しぶりにメールが届きました。
仕事は映像関係の自営業で
コロナ禍で例年の仕事が軒並み中止になり
どうしているかと聴くのも憚られたのですが、
新たにドローンの操縦をマスターし、
いろいろ企画を進めているようで少しホッとしました。
昨年彼の仕事を見に行ったとき、前政権の肝煎であった「日本遺産」
の関係というビデオクルーと現地でいっしょになりました。
ラフな仕事ぶりで、あれでなにが撮れるのかと疑問に思いました。
その「日本遺産」のことは私も仕事の上で見聞きしていて、
長い目で見ると「功罪半ば」というより罪の方が多いのではと感じていました。
時代に応じた文化遺産保護制度として否定ばかりはしませんが
実態としては、はなから観光優先・「活用」優先にすぎるところ、
点として存在する構成文化遺産を、面としてとらえて意味づけ、
また外に売り出すためのストーリーづくりに、
あまりに国が口出しすることに違和感をもっていました。
地域社会には、多年にわたって共有してきたストーリーがもともとあるのにです。
そして、ま、やはりというか、「生臭い」ところも丸見えでした。
某党の先生がしきりに口利きに入ってくるし
登録後の仕事は東京の業者に委託するよう求めるハナシのようでした。
元締めは、これも今年なにかと話題となった例の●●さんなんでしょう。
なんでも仕事が回って経済が潤うのはよいことですし
今の時代、青臭いことばかりもいっていられないわけですが、
「官許のストーリー」づくりに荷担し、雜な仕事に税金を投入し
元も子もなくするのは、わるいけど、ご勘弁と思いました。
昔のことを記しました。
ま、隠居のつぶやきと聞き流して下さい。
いずれにしても 一人でがんばっている知人のような仕事も、
報われる世の中であってほしいと思いますネ。
*今日はちょっと寒いです