疏水端
夜の明けぬうちに目が覚めました。
さっとおさらいをして、コーヒーを淹れ、
先日も触れた天野忠随筆選ののこりを読みました。
天野さんというと、ご本人も、またその作品にも
「老い」とか「老人」というイメージがあります。
若い時から老人を装っていたような感じとでもいいましょうか
持病や老いをいわば楯にして、じりじりと進んでいった詩人という気がします。
その先に「軽み」が感じさせるのは、やはりすごいなと……。
山田先生の編んだこの本は年代順にならんでいて
しかも幸い自筆年譜も添えられているので、
いつごろから「老人」なのか、確かめてみようと思って見たりしました。
涼しくなったら、また北園町あたり、疏水端を走ってみましょう。
*オブシェ?