逍遥游

無軌道に自転車に乗ったり、PENTAXでブラパチしたり……。

工具書

漢文の勉強〈真似事です〉をするようになり俄然手にする機会が増えたのが

辞典です。

その方面では辞典〈字典〉の類を「工具書」といいます。

なにやら大工道具のようです。

今はネット上で便利な「串刺し」サイトもあるわけですが

紙ベースの辞典はやはり不可欠、なにせこれも「本」ですからね……。

第一、道具・工具って、どの世界でも凝るわけで

やはり買ってしまうわけですよ、いろいろいと。

 

現在まめに使っているのが写真の辞典。

奧左は著名な諸橋大漢和辞典の弟分の廣漢和辞典

ふつうならだいたいこれでこと済むわけですが

結局済まないので手を出すのが中国で出版された漢語大詞典です。

ふつうのは全23冊という大規模なものなんですが

拙宅ではかさだかいので、これは一気に縮小した3冊本の縮印本です。

23冊をたった3冊にするというのですから、字の小ささは推して知るべし。

ルーペが不可欠です。しかし、さすがになんでも載っております。

もちろんぜんぶ中国語、ぜんぶ漢字で書いてあります。あたりまえ。

ところでこれは、近年まで東京にあった青山学院女子短大の元蔵書。

といっても「研究所」のラベルがあるので

乙女〈もはや絶滅危惧語〉たちが手にしたわけではありませぬ。

短大廃止にともなって正式に廃棄されたもののようです。

ま、これも数奇な運命ですな。所々裁断のズレがありました。

 

前3冊はまあふつう? の辞典

左からいまや定番の漢和辞典である全訳漢辞海の小型版。

そして真ん中は昭和35年刊行になる大学書林の中国語辞典。

所有のものは平成6年で第101版となっています。

「刷」を辞書では「版」とすることがあるので「刷」とみます。

この間たぶん改訂はないのでは……?。しかしこの古めかしいのが「取り柄」なのです。

そして彼地の国民的小字典である新華字典です。

 

残念ながら現代中国語はできませんので、所詮おあそびなんですが……

あとネット上では国学大師のほか、支那文を讀む爲の漢字典なんかものぞきます。

辞書をひもとくとき、それぞれ紙の匂い、手触り、インクの匂いが違います。

大学書林のものは、なんとなく匂いがよいですね。

これがなかなか楽しくて、あっち引き、こっち引きしております。

 

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