ゆるゆると / 安藤さん寄附の「図書館」
春ははかなげですな。
日ざしは強くなってくるしも花も咲くわけですが
なんか陰なところをひきずっております。
秋の夕暮れとは違う、心細くなるような感じが
これはこれで味わい深いです。
ゆるゆるとご近所をポタリングしてみました。
中之島に建てた子ども図書施設の紹介記事がありました。
建築家としてはあの場所にだれの文句も言わせない形で建てられたのは
安藤さんの実力でもあり、冥利に尽きるというところでしょう。
ただその内容についてはこれからいろんな意見がでるように感じました。
【動画】安藤忠雄氏寄贈の「こども本の森」も開館延期 - 産経ニュース
以下、素人が写真と記事をみただけでという前提で……。
子どものための本空間?ということですが、
なにやら某TUTATA書店が指定管理で運営している図書館とよくにていて
とてもこどもが手に取れるとは思われない高さの壁面配架が見所のようです。
並んでいるのは実は本当のほんではないかもね。
ま「森」ですから子どもにターザンにでもなって遊べという親心なのでしょう。
また管理運営も公共図書館としてのそれではなさそうです。
じっさいどこにも「図書館」ということばは見えません。
かつて万博公園のなかにありましたね。あれはどうなったのかな。
場所も悪いし、書庫なのに窓があるなんていうヘンな建物でした。
たしかに使い勝手は悪そうでしたが、しかし、すばらしい蔵書でした。
だれが入れ智恵したのか橋下知事(当時)のスケープゴートになりました。
それへのなんらかの「回答」がこれなのかしら。
近年著名建築家による図書館作品が流行です。
建築作品としてもすばらしいものがあることは結構ですが
諸手をあげて賛成ばかりしていてよいのかという気にもなります。
安藤さんは神戸市にも同様の寄附を提案されているようですが、さて。
*この温室はよく手入れがされています
*いつもの柿の古木です
*温室のフレームのようです