国分山に登る
先日麓までいって道のありかを確認した国分山に登ってきました。
270メートルですので在所の裏山といったところですが、
ヤマレコなんかをみると京都あたりからわざわざ登りに来る方もあるようです。
こんな山でもいちおう25,000分の1の地図とコンパスは持参しますよ。
登るときはいいんですが、下るときは尾根を間違いやすいので。
国分山というのはもちろんかつて国分寺があったこの地の地名にちなみます。
でもここの場合はむしろ芭蕉の幻住菴の裏山といったほうがよいかもしれません。
琵琶湖に面した北側は植林で陰気ですが、稜線を境に南側は雑木山で明るい。
登山レポートをみると多くの方が幻住菴側から登っておられるようです。
小生は北側の麓(北大路中学の所)に自転車を置いて、
そこから関電の高圧鉄塔巡視道を直登して稜線にとりつき、
峰通を歩いて頂上にいたりました。
もともとはこのような巡視路はなく、中学校の上の池に注ぐ谷を詰め
頂上東側の鞍部に上がっていたのではないかと思われます。
山頂には三等三角点がありますが、残念ながら疎らな植林に遮られて展望はききません。
北側の一角を空かしたら、近江八景を掌をさすが如き展望が得られるはず……。
ま、これだけは仕方がありません。
稜線上はいかにも湖南の静かな山歩きが楽しめていいと思います。
なかなか結構な低山でした。
*咲き始めたヤマザクラの向こうに国分山のピークが見えます
*前半は巡視路を一気に直登します。無駄のないルートですが息が上がります。
*稜線上は明るく、シダが生えてなかなかよい感じです。
*こういう大きな岩も露頭してます、まだ一昨年の台風の倒木が多いです。
*山頂の三等三角点です。木漏れ日が差し込んでいます。
*山名プレートもありました(こういうのを批判的にいう方もありますけどね)