山ごころ
山に登ることは少なくなりましたが、
それでも古本屋に立ち寄ると山の本が気になります。
水彩画家で登山家でもあった上田哲農には中公文庫になった作品がいくつかあって
今もときおり見かけることがあります。
『日翳の山ひなたの山』、『山とある日』、『きのうの山きょうの山』タイトルもしゃれています。
二十代の頃はこれをリュックサックにわざわざ入れてあちこちと山登りを楽しみました。すっきりと切れ味鋭い文と、どこか懐かしみを感じる画とのハーモニーに惚れていたんですね。
ネットをうろうろうしていたら
上田哲農色紙 「さいはての街」(上田哲農) / 森井書店 / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」
というのがありました。画は上田、歌は藤木九三、為書は吉野満彦
みんな高名な登山家です。ほしいけど、ちょっと高いなぁ。
今年は比良山もなかなか白くならず、キリキリとした冬の空気も感じないまま
もう2月も半ばを過ぎてしまいました。
*里山に芽ぶきあり