逍遥游

本を読んだり、無軌道に自転車に乗ったり、オールドデジカメでブラパチしたり……。

革と金

あっちこっち、ムシムシ、ベタベタ……。

私は梅雨が大の苦手、あまりうろうろしたくないのですが

昨日はお勉強のために京都へ。

ちよっと時間が空いたので、神楽岡下の善行堂に寄り二冊購入。

1冊目は小沢昭一の『ぼくの浅草案内』ちくま文庫

昭和52年頃の浅草を書き、そして撮しとめたという本。

 

故人となられましたが、個人的には小沢昭一さんの書いた物は

どこか素人臭さというか、観察者的なスタンスから抜けきらない気がして

正直「大満足」という経験は無いのですが

(それは、書きすぎることで迷惑がかからないようプロな人々への配慮とか、書きすぎるのはヤボだいうことかなという気もしますが)

今回は挿入されたカラー写真がいいなと思いました。

 

2冊目は新約聖書1954年改訳。

文庫本よりまだ小さいA6判の小型聖書。

したがって文字もちいさいちいさい……6pt。

革装天金だったことと、

裏表紙側に同志社の校章がエンボスで捺されていたので入手。

入学か卒業記念というやつでしょうか? 

校章の下にあるのは doshisha 1964 かな、

どうやらそのころのようです。

正直聖書はいろんな版をもっているのですが、

なぜか革装、天金モノが出て来ると食指が動くのです。

 

*エンボスは、ちょっと見にくいですね。

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