青春の……。

明け方「木枯らし一番」が吹きました。

這い出して、近所のガソリンスタンドに灯油の買い出しに……。

午前中は自習。午後散歩へ。

途中ブックオフに立ちよって

 森浩一『わが青春の考古学』新潮文庫

ホンマタカシ『たのしい写真』平凡社

菅原和孝『フィールドワークへの挑戦』世界思想社

を購入。

ここの店は今となってはちゃんと本を扱う数少ない店になりました。

 

森センセはアカデミズムの人ではなく

考古学少年がそのままセンセになったような感じ。

手弁当で調査に奔走していたことが誇りとして描かれていますが

考古学はどちらかというときちんとバイト代が出る体制を築き上げた分野。

「原因者負担制度」という「神業」を使い、

ともかくそういう食っていけるシステムを早くから作って「業界」人口を増やし、

一方で保存運動や市民参加も組織した。

ファンを増やしマスコミを味方にした。

ともかく思い返すとパワーのあるひとが多かったですね。

 

本書では開発と遺跡消滅を前提とした「行政発掘」には触れられていないし、

批判的に記されています。

しかし上記のようなシステムはそういう現実を前提としてなりたったし

それを前提として成果も上がったし、また無駄遣いも膨大になったとといえます。

そういう未来がまだ見えていなかった「よき時代」が描かれていると感じました。

ま、いい時代だったといえますか。

 

 「青春の○○学」というのはどの分野にもあるかもね。

学生時代なら藤森栄一の『かもしかみち』学生社 あたりを読んでました。

いまは古書価がすごい。でもそんなたいした本じゃない。

たぶんハシカのようなものだけど……。

 

*夕方の散歩道にて

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これまた古いズームレンズで