逍遥游

本を読んだり、無軌道に自転車に乗ったり、オールドデジカメでブラパチしたり……。

洛中遠足

しばらく家の周りだけしか歩けていなかったので

身体のキレが悪い感じがしまして、今朝は入洛しました。

12月とは思えない暖かさで、発芽しそうなとでもいえそうな陽気です。

しかし予報では午後から雨が降るとのことでしたので

昼過ぎまでと決めて、京都駅から歩き始めました。

 

いつもながらウロウロ、ウロウロしながら、千本今出川まで上がり

一条通を新町まで東に行き、府庁を通って丸太町から地下鉄に乗って帰りました。

万歩計を見ると18,000歩と近頃のベスト?スコアとなっておりました。

 

少し前までは五条通付近で止まっていたゲストハウスの波が

もう上京辺りまでどんどん伸びていて。計画看板を見ると外国人の名が……。

中にはもちろんまともなものもありますが、

かなり老朽化した町屋(以前は借屋かな)を側だけ化粧したようなシロモノもあり、

また、とてもツーリストだけでその宿にたどりつけそうにもない場所にあったりして

イロイロと背景がありそうなことをうかがわせていました。

少なくとも町内はひととおりもめるやろうなぁ。

 

よく歩きましたが、

どうも自転車で入洛したときに選ぶ道とけっこうダブっているんですね。

無意識のうちに道を選んでいるということなのでしょうか。

通りの入口でふっと眼に入る景色で入るかはいらないかを

アタマは決めているようです。

 

*まずは西本願寺かいわいから。タクシー運転手さんの社交場。

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*実際は押しボタン式ではありませんでしたが……。なぜ残って居るのか?

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五条通です。母方の祖父は戦争末期の強制疎開のため、この辺りの

 家を壊しに来たことがあったと聴いています。

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*「山本亡羊読書室跡」こんなところにあったんだ!

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*立派なお墓のあるところ、墓の一角に薬品倉庫?

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*一町内に二三軒のゲストハウスのあるところも。子ども連れが多いですねぇ。

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*何屋さんかな? 屋号は「松伊」透かしは「松井」?

 検索してみると友禅糊の老舗でした。「松伊」「京都」だけでヒットします。

    ここのHPの写真もおもしろいです。

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三条会商店街から北へ。日差しが強い。マリアではなく「マリヤ」がよいです。

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*一条通を東へ、気になるウインドウ。南洋モノのディスプレイ

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*堀川から東はちっと下がって。槙村知事の名が入っています。

 戻橋は新しくなってへんがありませんが。こちらは磨滅の具合がよろしおす。

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*このかいわいは今読んでいる本居春庭が在京したところでもあります

 名建築(大正九年築)らしいです。壁面のグラマラスな女体のレリーフ

 当時は物議を醸し、女性は顔を伏せて早足で通ったといいます。

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 以上カメラはNEX3N。レンズは古ーいシグマの24mm