近代京都の素描
まずまずの天気が続きます。
きのうは午前中は老母の世話、
午後は京都に習い事に出掛けました。
ちょっと時間があったので
神宮道の星野画廊によって、開催中の
黒田重太郎「京都、洛中洛外」展示を見てきました。
明治末年に描かれた鉛筆の素描ばかり。
対象は京都の郊外が中心。
郊外といっても出町や朱雀、北白川、西院、そして北野と
市街地がドンドン膨張して、盆地全部を飲み込んでいく前の
洛外、旧郡部の空間に目が行っているようです。
いまではまったくの市街地ですが、
「これが京都?」という声が出そうです。
私たちが今見たり、よろしいなぁと云っている「京都」とは
いったいなんぞやという気になりますね。
*図録も楽しめます