不穏なり

今年の夏は身心ともにこたえます。

持病があり、なにごともない時はこれがけろっと治まっているのですが

介護のくたびれと、この湿気の多い天気がわざをしているようです。

冷房なくしては過ごせませんが、といって汗もかかないと調子が狂います。

漢方薬を飲んでいますが今日からはお灸もしています。

ツボ指圧は効果があり、温灸とのダブル効果を期待していますが

ちょっとつらい毎日です。

 

ストレス解消に「書庫」入って本を物色。

野口冨士男の『私のなかの東京 わが文学散策』岩波現代文庫を持ち出します。

数年前に本郷三丁目から出発して菊坂を通って一葉の旧宅蹟をみて

善光寺坂を登って伝通院、それから小石川へ出て植物園まで歩きました。

その時もっていたのがこの本でした。

伝通院の手前善光寺坂の途中にある沢蔵司稲荷の雰囲気は、

この本の印象のままでしたし、

伝通院から北西に抜けていく道筋も印象深く歩きました。

 

ガイドブックになるわけではありませんが、いくつかのエリアにわけて

自分の記憶と今見る街とそこを舞台とした作品や作家を語っています。

東京の文学的散歩は一つのジャンルと思いますが、

明治末年生まれのしかも山ノ手育ちの作者だけに、

その後のブームになった下町を中心とした東京論とは

また、ちょっとちがう味わいがあるように感じました。

 

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