夏の話題
風がありエアコンをつけずに終日読書で過ごしました。
読んだのは昨日図書館で借りてきた 影山輝國『『論語』と孔子の生涯』中公叢書2016。
ちょうど丸一日で読み切りました。
古く日本に渡り、逆に中国で失われて、江戸時代になって彼の地に逆輸入された
事で知られる『論語義疏』によりながら、
孔子の生涯と門人たちの動向を中心に、
論語にからむタテヨコの関係がよくわかる親切な入門書で
通読してすぐなので、おさらいにもになりました。
厳しい暑さの中、家人は一日京都へ、
実家の墓が西大谷にあるのでその墓参りに行きました。
碑銘から全国に広がる門徒のようすが垣間見えて結構退屈しない場所でしたが、
古い墓碑がどんどん整理され、その景色も様変わりのようです。
往時多く使われた砂岩の耐用年数にもなっているようですね。
一方檀那寺をもたない我が家の墓は、
二十年ほど前に山手に開かれた霊園にあります。たぶん千基は超えるでしょう。
でもここ数年新たな造墓が減るとともに、手入れの行き届かない墓が増えてきました。
ここは良心的な霊園ですが、「墓地商法」というと語弊があるかもしれませんが、
そういうのももう先が見えてきたように思いますネ。